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真田剣流

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「少年ブック」1964年9月号~65年8月号連載

「忍者旋風」の続編的、「風魔」と合わせて〝風魔三部作〟として扱われているけど、それぞれの関係性はかなり薄い。というか、前作で風魔と敵対関係だったはずの風魔小太郎が、いつの間にか風魔の首領になってたり、同じ登場人物が出てくるものの人間関係とか微妙に違ってる。それに加えて若き日の宮本武蔵から、「ワタリ」にも出てくる四貫目、猿飛佐助に服部半蔵と、やたら色々な人物が出てくるので、話がとても複雑(なのは毎度のこと?)。

 「丑三の術」なる謎の術で祖父を殺された少女・桔梗がその敵を討つために、丑三の術について書かれた巻物と、謎の怪人「暗夜軒」を追うというストーリー。ラストできっちり「丑三の術」の正体が判明。オカルト・チックな丑の刻参りで次々と登場人物が殺され、実はそれがダニの仲間のツツガムシによる病気だったという科学的なオチはなかなかお見事。例によって作者の詳しい解説が入るのでそれっぽく思えてしまったりして・・・・。

とにかく「忍者武芸帳」や「カムイ伝」みたいな思想はまったくなしの娯楽作。上下2巻で完結の中篇としてはよくまとまってると思う。三部作っていうのはあんまり意識しないほうがいいかも。絵柄的にも内容的にも作者絶頂期の作品なので、読んだ時間分だけ楽しめるのは確か。




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忍者旋風(風魔忍風伝)

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1959年~1960年

解説を読んでこの作品が「少年忍者風のフジ丸」の原作だって知ったときは、ちょっぴりグッときた。もっとも漫画とアニメでは主人公の顔も名前も違うし、大体「風のフジ丸」はTVで見た記憶こそあるものの、ぶさいくな死神小僧が小太郎(フジ丸)の変装だっていうのと、最後に毎回実写で忍法の解説があったくらいしか覚えてない (* ̄m ̄)

DVDでは現在廃盤になってるけど、いつかダウンロード販売とかしそうなので、そのときにはもう一度見てみたいかな。当時の動画が1話3,000枚のところ、6,000枚の動画を使ってかなり力を入れて製作されてたらしいので、けっこうよく出来てたのかも。

マンガの方は〝竜煙の書〟をめぐっての忍者同士の攻防戦。ページ数は2冊で800以上あって、単行本2冊にしてはけっこうな厚み。これはこの時代の作者の絵柄が大きいくて、コマ割が少ないため。なので意外とすらすら読める。ただし、話は込み入っていて、ちょっと油断するとわけが分からなくなたりする。特に登場人物の関係性が。

この作品の後、「真田剣流」「風魔」と続いて、風魔三部作となるわけだけど、読んだのは「真田剣流」「風魔」 の方が先だった。というか三作続いてるなんて知らなくて、たまたま後の2作を先に買っちゃったんだけど、それぞれが完結した話になってるから特に問題はなし。「忍者旋風」のラストでは、続きがあることを仄めかしているものの、これで終わってたとしても不思議じゃない感じ。少なくとも「サスケ」や「ワタリ」よりはずっとすっきりした終わり方になっていた。






↑「少年忍者風のフジ丸」


懐かしのアニメ動画配信→

ワタリ

watari.jpg

「週刊少年マガジン」1965年18号~67年37号(途中中断有り)連載

古書屋で7冊セットを1,600円で購入。コレクションとして保管するほどの価値はないだろうし、最初っから読み終わったら転売するつもりで購入。なんだかんだで3回くらい繰り返して読んだ。ミステリー仕立ての忍者物としては、まぁまぁの出来。ちなみに「カムイ外伝」の後番組として、アニメ化の企画もあったらしい。代わりに放送されたのが「サザエさん」というから驚き。


『ワタリ』は、

第三の忍者の巻---百地(ももち)と藤林(ふじばやし)の2つの勢力に分かれて対立する伊賀の里に仕組まれた死の掟の謎解き。

0の忍者の巻---全身を鎧に包み倒しても倒しても甦り、奇怪な術を使う「ゼロの忍者」との死闘

ワタリ一族の巻---仲間殺しの罪を着せられワタリと仲間の四貫目が、ワタリ一族の結界を脱出するまでの話


この3部構成になっている。同じ「週刊少年マガジン」連載の「釣りキチ三平」もそうだったけど、単行本2~3巻で1話完結みたいな構成というのは、個人的にけっこう好きかも。

それぞれの章はきちんと完結してるけど、第三部の終わりはなんとなく中途半端。白土三平があまりに連載が多すぎて体調を崩した時期なので、本当はもっと話が続くはずだったと思われる。ただし連載が続いたとしても、他の白土作品同様、ちゃんと完結したかどうかは疑問だから、ここら辺で終わっといて(作品の量的に)良かったのかも。


単純なミステリー忍者マンガとしてだけじゃなく、もっと深読みすることも可能。例えば、仲間の忍者同士を処刑する「死の掟」とは何なのか、現場のリーダーにもまったく分からない。これはどんな仕事があってどんなルールやシステムで動いているか、組織のトップ意外は「分からない」という現代日本の会社形態とダブっている。それに何もわからず操られ、戦わされて死んでゆく伊賀の下忍たちは、労働に関する詳細をほとんど知らされずに働くフリーターとも構造的に類似している。

もっとも話が難解で複雑すぎてそこまで深読みするのはかなりしんどい。とにかく展開が早くて密度が濃い作品で、三回も読み直したのには、すんなりストーリーを理解できなかったというのもあるくらいだから。



↑コミック版〝ワタリ〟



↑映画版〝ワタリ〟。こんなのが作られるなんて!

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