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真田剣流

真田剣流 (1) (小学館文庫―忍者旋風シリーズ)真田剣流 (1) (小学館文庫―忍者旋風シリーズ)
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白土 三平

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白土 三平

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「少年ブック」1964年9月号~65年8月号連載

「忍者旋風」の続編的、「風魔」と合わせて〝風魔三部作〟として扱われているけど、それぞれの関係性はかなり薄い。というか、前作で風魔と敵対関係だったはずの風魔小太郎が、いつの間にか風魔の首領になってたり、同じ登場人物が出てくるものの人間関係とか微妙に違ってる。それに加えて若き日の宮本武蔵から、「ワタリ」にも出てくる四貫目、猿飛佐助に服部半蔵と、やたら色々な人物が出てくるので、話がとても複雑(なのは毎度のこと?)。

 「丑三の術」なる謎の術で祖父を殺された少女・桔梗がその敵を討つために、丑三の術について書かれた巻物と、謎の怪人「暗夜軒」を追うというストーリー。ラストできっちり「丑三の術」の正体が判明。オカルト・チックな丑の刻参りで次々と登場人物が殺され、実はそれがダニの仲間のツツガムシによる病気だったという科学的なオチはなかなかお見事。例によって作者の詳しい解説が入るのでそれっぽく思えてしまったりして・・・・。

とにかく「忍者武芸帳」や「カムイ伝」みたいな思想はまったくなしの娯楽作。上下2巻で完結の中篇としてはよくまとまってると思う。三部作っていうのはあんまり意識しないほうがいいかも。絵柄的にも内容的にも作者絶頂期の作品なので、読んだ時間分だけ楽しめるのは確か。




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ルパンの冒険

ルパンの冒険 (アルセーヌ・ルパン全集 (3))ルパンの冒険 (アルセーヌ・ルパン全集 (3))
(1982/01)
モーリス=ルブラン

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原題はシンプルに『ARSÈNE LUPIN(アルセーヌ・ルパン)』。3作目の長編で、もともとは劇作家のフランシス=ド=クロワッセが企画してルブランと共同執筆した戯曲。この戯曲が大ヒットしたのでルブランが後になって小説化したのがこの作品。いわゆるノベライゼーションの元祖みたいなもの。舞台用の台本なのでシーンが室内に限定されていたり、その前後の「ルパン対ホームズ」や「奇岩城」に比べると内容はやや地味。台本の邦訳もあるみたいなので、いつかは読んでみてもいいかも。

地味な内容といっても面白さは十分。とくにリアルタイムで読んだ人たちにはたまらなかったはずの箇所がいくつもあって、乳母のビクトワールや、怪しげな公爵の正体が分かるところなんかは、書籍の発行順にネタバレなしで読んでればかなり楽しめたはず。ラストでルパンが警部に変装して逃げる際、すれ違った警官に「ルパンは変装しているから気をつけろ」といって大混乱に陥れるシーンは、アニメ「ルパン三世」でルパン三世が銭形警部に変装してさんざんやったギャグそのまんま。というかこっちが元祖なわけだけど、こういったユーモアセンスが、ルパンため。

あと、予告強盗。これは江戸川乱歩やアガサ・クリスティのミステリーから漫画「ルパン三世」「キャッツ・アイ」その他、いろんなところで繰り返されることになる手口。「怪盗紳士ルパン」の中の「獄中のアルセーヌ・ルパン」でも使われていた(これがミステリー小説史上初かどうかは未確認)けれど、こっちの方がより詳細な描写になっていて、緊迫感も上。

ところでこの「ルパンの冒険」では、ゲルシャール警視正はガニマール警部の同僚であり、あくまで別人として表記されているのに、次作「奇岩城」では、ゲルシャールの行為はすべてガニマールというふうに扱われている。この辺のいい加減さが昔は気になったものだけど、今にして思えばどうでもいいことなのかもしれない。もっと適当なキャラ設定の作品はいくらでもあるし。




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