Harry Potter and the Chamber of Secrets

02Harry Potter and the Chamber of Secrets

1998年7月出版 
J・K・ローリング

映画化された方は劇場公開されたときに見に行った気がするけど、1作目と同じく世界観とかイマイチ理解できなくて馴染めなかった。映画の方はシリーズの後半はDVDのレンタルで全部見てるけど、話しがどんどん暗くなるし、悪役は弱過ぎるしで、とりあえず流行ってるから見ておいたって感じ。

原作の方は初めてオーディオの朗読で聴き通してみた。CDで8枚。前作が7枚だからほぼ同じくらいの分量。ある程度世界観みたいなものを理解出来てるからっていうのもあるけど、いろんな伏線が張られていてそれが最後に解決する展開は1作目と同様で、意外とちゃんと面白く出来てたんだなって思った。今更ながら。

1年間を通しての出来事というのも前作と同じ。このあたりまでは悪役のヴォルデモート(トム・リドル)の扱いも、ミステリアスな感じで悪くはないと思う。この悪の帝王さんは次の巻あたりで復活して、その次で殺しちゃって新しい敵の登場・・・とかにしとけばシリーズ全体として良くなったんじゃないかな。ジェイムズ・ボンドの敵がスメルシュからスペクターに変わっていったように。もしくは愛と誠の悪役が高原由紀→座王権太→砂土谷峻と変わっていったように。

Harry Potter and the Philosopher's Stone

01Harry Potter and the Philosophers Stone

1997年6月出版 
J・K・ローリング

ハリー・ポッターって最初の2本は劇場まで見に行ったし、ビデオもレンタルで一通りみてはいるんだけど、どうも馴染めないと言うかあんまり好みじゃなくて。映画そんなに真剣に見てなかったせいか内容がイマイチ理解できないままだった。原作は何冊か買ったはいいけど読まないで売っちゃったような気がする。

だから今回、初めてきちんと英文の朗読オーディーを全部聴き通してみた。CDで7枚。途中、何度も油断して聞き逃して聴き直したりしたから、けっこう時間かかった。事務所の行き帰りで2~3週間かな。ある程度は映画を見て内容が分かってたおかげもあって、ほぼほぼ理解出来た。意外といろんな伏線を張っておいて、それをクライマックスで一気に解決させたりとか、ちゃんと盛り上がるようになってる作品だったんだなぁと・・・今更理解したりして。

映画だと「you know who」とかって名前を読んじゃいけない敵役のこととかよくわかんないままに話しが進んでっちゃって、だから苦手だったんだと思う。原書だとそこら辺の細かい設定を説明してるので、だからちゃんと世界観なんかを理解しながら読めば(聴けば)、けっこう面白い作品だったのかも・・・なんて今更だけど。

魔女とルパン 南洋一郎

魔女とルパン

小学2年生頃に初めて読んだアルセーヌ・ルパンの小説。父親に連れられて行ったデパートの書店にこのポプラ社版がずらりと並んでいて、表紙で選んで買ってもらったのがこの本だった。選んだ基準は表紙のキャラクターが一番若くてカッコよかったからだったと思う。「これはルパンの最初の冒険である。・・・」というはじまりだけど、もちろんこのときはルパンというのが何者かなんて分からなかった。

小学2年生の読書力でも、かなり夢中になって最後まで読んだのをしっかりと覚えている。とくにクライマックスのどんでん返しの連続みたいな展開は本当に面白かった。本なんてせいぜい伝記物とか数冊くらいしか読んでないところへ、いきなりこんなの体験したら当然といえば当然なんだけど。それから10年以上たって偕成社版の原作を読んだときは、やたらと男女の愛憎劇みたいなエピソーソドが出てきて、とても違和感があった。ポプラ社の方ではそういうところはほとんどカットされてたし、ポプラ社版が子供向けにいろんな改訂をしてるなんて知らなかったから。

今回なんと40年以上ぶりにこの「魔女とルパン」を読み直したわけだけど、あらためて宝探し冒険小説として良くできていると感心した。大人が読んでも下手な映画を見るよりも全然楽しめるし、是非とも子供たちにも読んでほしいところなんだけど・・・。

そしてこの「魔女とルパン」でポプラ社版はいったん完結・・・だったことは最近まで知らなかった。ポプラ社版のルパンシリーズは、厳密には原作の出版順とは違うけれど、大まかには原作と近くなっている。原作の方はこの作品あたりからだんだん面白くなくなるので、出版社もここらへんで終わらせるのが妥当だと考えての出版だったのかな。

消えた宝冠 南洋一郎

消えた宝冠

舞台用に書かれたシナリオとそれをもとに書かれた小説が原作。原題はシンプルに「アルセーヌ・ルパン」で、日本では「ルパンの冒険」というタイトルが一般的。ルパンの年齢が28歳とはっきり本文に出てくるせいか、表紙のルパンは他のポプラ社版に比べてやや若め。舞台劇がベースなのでどちらかというと地味な内容だけど、あまり荒唐無稽な話よりはこれくらいの方がちょうどいいような気がする。予告した時間にルパンが現れないと思ったらすでに盗んだあとだったりとか、警部をバカにするラストのくだりなんかは、原作が発表された時代には、こういうブラックユーモアは当時の聴衆に大うけしたんじゃないかな。こういうとろが堅物のホームズとは違うアルセーヌ・ルパンの魅力なんだろうし、だからこそ子供の頃に読んでハマった人が大勢いるんだと思う。

内容は概ね原作にそっていて、ルパンが弱音を吐いたりするところなんかは、変更してるかと思ったらほとんどそのままだった。敵役の名前もガニマールにしないでゲルシャールのまま。ヒロインのソニアが泥棒するくだりや、ルパンとの恋愛エピソードはばっさりカット。原作を先に読んでるとこっちの児童版は、心理描写なんかが省略されっすぎてて、どうしても薄く感じてしまうのは致し方ないところ。

ピラミッドの秘密 南洋一郎

ピラミッドの秘密

モーリス・ル・ブラン原作ではなくてほとんど南洋一郎のオリジナル。内容はミステリーというよりほとんど冒険小説。ルパン作品の中も冒険小説みたいな作品はあるけど、それにしてもピラミッドとか表紙のイラストとか他と比べて違和感ありすぎ。舞台がナイル川だったりジャングルだったり。なんでこんなのを全集に入れたのかまったく謎。作者が自分のリジナルも入れてみたくなったからなのか、締切に間に合わなくて書きかけの原稿をリライトしたからなのか。もはや知る由もないし。

南洋一郎という名前は、子供向けルパンの訳者としてしか知らない人がほとんどだと思う。でも実際には秘境物を得意として、すごい数の子供向けSF冒険小説を書いてし、何度も重版を重ねるようなベストセラーも多数ある大作家だった。ところがポプラ社版のリライト以外の作品はほとんど見かけたことがない。なんで再版されないのかは今回「ピラミッドの秘密」も初めて読んでみて納得した。土人だの奇形だの今の時代にはそぐわない設定が多々出てくるので、再版したくても出版社の都合で出来なかったんだろう。それに昭和30年代頃の子供にはワクワクするような内容であっても、携帯、スマホ、ゲームに慣れた今の子供が読んでもピンと来ないだろうし。ちょっと寂しい気もするけど。

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